KEY POINTS
この記事の要点
クレーンゲームを一般の店舗・施設へ設置する場合は、場所、面積、景品、導入契約、設置後の現場運用を一体で確認します。
- 店舗にクレーンゲームを置いて客に遊ばせる営業は、原則として風営法の許可の対象です。
- 遊技に使う部分の床面積が、店舗1フロアの客の用に供される部分の10%を超えなければ、許可を要しない扱いとされています。
- 遊技に使う部分の床面積は、機器が直接占める面積のおおむね3倍で計算し、1台あたり1.5㎡に満たないときは1.5㎡とします。
- 景品は、小売価格がおおむね1,000円以下の物品とされています。
- 導入方法は、購入、運営の委託、条件付きの初期費用0円・売上分配型から、施設の体制に合わせて選びます。
LOCATION
どのような場所に置けますか?
飲食店の入口や待合、カラオケ店・温浴施設の待合、ホテルのロビー、商業施設の通路、ドラッグストアや商店街の店頭などが候補になります。待ち時間がある場所では「待つ時間の楽しみ」に、通行量が多い場所では「立ち止まるきっかけ」になります。子ども連れ、観光客、若い世代など、利用者の層によって向く景品や料金の設定も変わります。
場所ごとの役割と確認すること| 場所 | 期待できる役割 | 確認すること |
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| 飲食店の入口・待合 | 待ち時間の満足度、子ども連れへの対応 | 通路幅、会計の動線との干渉 |
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| ホテルのロビー | 滞在中の楽しみ、訪日客への対応 | 内装との調和、利用される時間帯 |
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| 温浴施設・カラオケの待合 | 滞在時間の充実 | 湿気、利用者の年齢層 |
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| 商業施設の通路 | 立ち止まるきっかけ | 施設の管理規約、避難経路 |
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| 店頭 | 通行する人の目を引く | 屋外に当たるか、雨・日射・防犯 |
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LAW
10% RULE
許可を要しない扱いとなる「10%」の考え方
同じ解釈運用基準では、大きな店舗の片隅に遊技設備を置くような場合を想定し、遊技に使う部分の面積が、客の用に供される部分の10%を超えないときは、当面、風俗営業の許可を要しない扱いとしています。「客の用に供される部分」には、従業員だけが使う部分や、フロアと完全に区画された部分は含みません。雑居ビルの場合は設置する店舗の中で計算します。具体的な判断は設置前に所轄警察署へ確認してください。
出典: 警察庁「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準について(令和8年7月1日)」
- 比べる面積:店舗1フロアのうち、客の用に供される部分の床面積
- 遊技に使う部分:遊技設備が直接占める面積のおおむね3倍
- 1台分の3倍が1.5㎡に満たないときは、1.5㎡として計算
- 遊技に使う部分の面積が、客の用に供される部分の10%を超えないこと
CALCULATION
何台まで置けるか計算してみる
例として、設置面積が幅70cm×奥行50cmのクレーンゲーム機を、客の用に供される部分が60㎡の飲食店に置く場合を考えます。この計算は解釈運用基準にもとづく目安です。面積の範囲や区画の扱いで結論が変わるため、設置前に所轄警察署へ確認してください。
台数の計算例| 手順 | 計算するもの | 計算 |
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| 1 | 1台が直接占める面積 | 0.7m × 0.5m = 0.35㎡ |
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| 2 | その3倍 | 0.35㎡ × 3 = 1.05㎡ |
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| 3 | 1台あたりの計算上の面積 | 1.5㎡に満たないため 1.5㎡ |
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| 4 | 10%の上限 | 60㎡ × 10% = 6㎡ |
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| 5 | 台数の目安 | 6㎡ ÷ 1.5㎡ = 4台(4台で6㎡となり、10%を超えない) |
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PRIZES
HOW TO START
導入方法にはどのような違いがありますか?
購入、運営の委託、初期費用0円・売上分配型では、費用、売上、景品・補充・集金・修理の担当が異なります。初期費用0円・売上分配型は設置場所の条件を確認したうえでご提案し、売上配分は契約ごとに決めます。
導入方法の違い| 導入方法 | 初期費用 | 売上 | 運営 | 向いているケース |
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| 購入 | 機器代が必要 | 施設側のもの | 景品の仕入れ・補充・集金・設定・清掃を施設側で行うか、別途委託 | 自社で運営したい |
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| 運営の委託 | 契約による | 契約で決めた配分 | 運営会社が景品の補充や集金などを担う | 手間をかけずに運営したい |
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| 初期費用0円・売上分配型 | 条件を満たせば0円 | 契約で決めた配分 | 運営会社が担う | まず1台から試したい |
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OPERATION
設置した後の運営で必要なこと
クレーンゲームの売上は、置いた後の運営で大きく変わります。景品の補充と入れ替え、集金、料金や設定の調整、景品の見せ方やPOP、清掃、アームの不調や景品の詰まりへの対応、売上の記録と見直しが継続して必要です。
主な運営業務| 業務 | 内容 | 頻度の考え方 |
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| 景品の補充 | 在庫の補充、陳列を整える | 売上と在庫の減り方に合わせる |
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| 景品の入れ替え | 季節・流行・利用者の層に合わせて変更 | 定期的に見直す |
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| 集金 | 売上金の回収と記録 | 売上の規模と防犯を踏まえて決める |
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| 料金・設定 | プレイ料金、設定の調整 | 利用状況を見て調整する |
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| 清掃・点検 | ガラス面、アーム、景品の取出口 | 補充のときに合わせて行う |
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| 不具合への対応 | 景品の詰まり、動作不良 | 連絡を受けてから対応する体制を決めておく |
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CHECKLIST
設置の前に確認すること
機種ごとの電源仕様、通路・避難動線、転倒防止、子どもの安全、施設規約、営業時間外の電源・防犯、屋外の場合の雨・日射・盗難対策を、設置前に確認します。
- 機種ごとの電源の仕様と、コンセントの位置・容量
- 避難経路や通路幅をふさがないか
- 転倒を防ぐための固定
- 子どもが寄りかかったり、よじ登ったりしたときの安全
- 施設の管理規約や賃貸借契約で設置が認められるか
- 営業時間外の電源と防犯
- 屋外に当たる場所では、雨・日射・盗難への対策
FLOW
相談から設置までの流れ
目的と場所を確認してから、機種・台数・景品・導入方法を決め、設置後の運営と見直しへつなげます。
導入の流れ| 順序 | ステップ | 内容 |
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| 1 | ご相談 | 目的、場所、営業時間、客層を伺う |
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| 2 | 現地の確認 | 設置場所の採寸、客の用に供される部分の面積、電源、動線を確認 |
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| 3 | ご提案 | 機種・台数・景品の方向性・導入方法を提案 |
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| 4 | 確認・契約 | 必要に応じて所轄の警察署へ確認し、契約の内容を決める |
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| 5 | 設置 | 搬入、固定、動作の確認 |
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| 6 | 運営・見直し | 補充・集金・清掃と、売上をもとにした景品・配置の見直し |
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IGNITION CORE
置いた後の運営から考える
IGNITION COREは、クレーンゲームの販売だけでなく、設置場所の確認、景品の方向性、補充・集金・清掃・保守、売上をもとにした見直しまでを支援します。「クレーンゲームがよいのか、ガチャや自販機がよいのか」から一緒に検討します。